また詐欺話

2010年2月 7日 | コメント(0) | トラックバック(1) このエントリをメール このエントリをYahoo!ブックマークに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 このエントリをtwitterに登録

 事の結末を楽しみに、たまにホームページを見ていた増田俊男に遂にメスが入ったようですね。

 有名(過去の人だと思うが)だということと、ビジネスが回っているかは、別物です。有名だけどお金が無くて困ってる人、まったく無名だがケセラセラと楽に暮らしている人、どちらもたくさんいます。

 さて。海外IT企業への未公開株投資、ハワイのコーヒー園。

 古今東西、詐欺師は、(カモが)検証不可能なこと、わけのわからないことを話します。「西日暮里のコーヒー園」や「習志野のドラッグ・ストア」ではお金は集まらないのです。

(1)「なぜ彼は、この話を、こんなに熱心に、私にするのだろうか?」、この伝家の宝刀の問いをいつも持ち歩くことです。

 "確実に儲かる話" なら、銀行やプロ投資家が放っておきません。

(2)よく勉強すること

 リスクをとって投資をすることは私もあります(共同ビジネスから、馬券購入まで)。その場合、「私は何をしているのか」をよく理解することです。

 商法でいう出資をする(会社の所有権の一部を取得する)のであれば、デューディリジェンスという資産調査があります。

 前職でデューディリの現場は知っていますが(私自身は専門ではありません)、買収したり投資をしたりというプロジェクトは、相当の労力を要します。今をときめくIT系だからって「いいね! いっちゃおうぜ!」と決まるわけじゃない。会計や法律の専門家が寄ってたかって何週間もかけて、ようやく「いくらで買うべきか」が決まる。

 せめて、1株あたりいくらの利益(EPS)、あるいは資産(BPS)がある会社を、いくらで買おうとしているのか、くらいは確認するべきです。これは、上場株式を買うときも同じです。

 出資ではなく、お金を貸す(融資)のであれば、金利など返済条件を。

 会社のバランスシートの上に登場する金融(お金の融通法)は、出資か融資しかありません。これ以外の方法は怪しい。

(3)感性を磨くこと

 増田俊男のプロフィールを一見して、インチキ臭い、と思う感性の方が、サバイバルには役立つかもしれません。

---

 古くは豊田商事、ジー・オーグループでも、ワールドオーシャンファームでも、円天でもなんでもいいのですが、詐欺師のカモは、老人、主婦、田舎者、です。一流ビジネスマンが騙される詐欺というのは、あまりない(米NASDAQ元会長の詐欺など、たまにはある)。

 率直に言って、増田俊男ごときに、"心酔" し "感銘を受けて" しまうなんてのは、ナイーブに過ぎるんですね。

 お金がない老人や主婦や田舎者は、そもそも相手にしてもらえないので被害もないのですが、よくあるパターンが退職金でしょうか。

 欲一つかかずに、何十年、コツコツと一生懸命やってきた。そして数千万の退職金を手にする。本人は変わったわけじゃなくても、むこうから詐欺師がやってくる。ナイーブに過ぎるから、騙されてしまう。

 お勧めは、お金を使う前に、アンドリュー・カーネギー、トーマス・エジソン、ヘンリー・フォードあたりから、20世紀の産業を作り上げた偉人伝を読み漁ることです。そうすれば、逆立ちしても増田俊男クラスに感銘しちゃうなんて事態は起こらなくなります。

この記事を このエントリをメール このエントリをYahoo!ブックマークに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 このエントリをtwitterに登録

前後のブログ記事

最近のブログ記事

コメント(0件)

コメントする







トラックバック(1件)

週刊!木村剛 powered by ココログ - [ゴーログ]未公開株やコーヒー園で儲かる??? (2010年2月 8日 08:25)

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「忠如庵」さんが、「たまにホームページを見てい 続きを読む

このページのトラックバックURL

http://app.chunyo.com/mt4/mt-tb.cgi/2667

feed & mobile

ケータイ版 m.chunyo.com

Profile

神田忠
神田忠Webコンサルティング事務所

tadashi_kandaをフォローしましょう

講演.com

最近のコメント