差別化のお手本、三菱鉛筆 STYLE-FIT
2010年1月28日 | コメント(0) | トラックバック(0)
いつもジャケットに挿しているシャーペンを家に忘れてしまい、セブンイレブンでシャーペンを買おうと思ったら、熱いモノを見つけました。
もはや旧聞に属する話かもしれませんが、三菱鉛筆(uni)のSTYLE-FIT。

3色ペンの外側のケース(ホルダー)と中身(リフィル)を自分で組み合わせて買え、というモノ。
いや〜、これ考えた企画マン、いいですね。
「ビジネス」とは、つまるところ、戦場(登場人物:自社、競合、顧客)で顧客の欲求を満たす製品・サービスを提供することで、「戦略」とは、競合のものでなく自社を選んで頂く方策であり、戦略の具体化が「戦術」です。
その戦略の中核をなすのは、差別化(強み)です。戦場で、競合よりも、うちを選んでもらう理由。
この差別化はおおよそ、(1)便利、安い、早い、(2)最高、最新、(3)顧客密着、カスタマイズ、この3つから選ぶことになります。最低、このうちの1つで競合より優れ、残り2つを平均点におさめる(足切りされない)。
筆記具という市場。もはやなかなか差別化できなかったのではないでしょうか。(1)安いものか、(2:最高)ブランドもの。少し捻って、(2:最新)書きやすい、(2:最新)書き逃さない加圧式ボールペン、などもありましたが、結局、広義の(2)高品質、高技術による差別化でした。
そこに燦然と、(3)カスタマイズという軸を持ってきた。「ペンのカスタマイズ」。大量生産品ですから、なかなか難しいお題。カラーバリエーションをたくさん用意する(ユニクロのフリースのように)というくらいなら思いつけたかもしれませんが、これは、多様性に応えることにはなっても、「自分に最適化されたペン」という満足感には至らないでしょう。
3色ボールペンを完成一歩前で売ってしまえというアイデア。素晴らしいですね。
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