儲け話
2008年9月10日 | コメント(1) | トラックバック(0)
本当は書きたいことが別にあって、その余談で書くつもりだったことが長引きそうなので、本日はその余談を本題に。
以下、「本題から逸れますが」という注釈の話のはずでした。
銀行屋だったり保険屋だったりの「資産運用アドバイス」の類をくれぐれも本ブログ読者諸兄は信用しないでくださいね。立場を置き換えれば明らかなように、自身の手持ちの「商品」を売ることしか考えていません。それが「悪い」と言っているのではなく、金融機関の「営業マン」が単に「アドバイザー」を名乗っている構造上仕方ないのです。
私はそのような話を振られると、
- あなたの資産運用の成績を教えてくれ
- 相談料を払ってもいいので、あなたの会社の商品ではなく、全てのソリューションの中から話をしてくれ
と言います。そうするとだいたい話は続きません。もっと率直に言えば、「俺に資産運用の話をする以上、当然俺より資産あるのだよね?」ということです。
「その業界に務めている=プロ」という見方をする人がいて、まぁ、それはそれで当たっているとしても、ここにトリックがあるのは、「資産運用アドバイザー」は「資産運用のプロ」ではなく「商品を売るプロ」だということです。従って、いくら資産運用アドバイザーの話を聞いても、営業術を学ぶことはできても、資産は運用されないのは明らかです。
「資産運用のプロ」が、そもそも、私ごときのところに、わざわざ時間と交通費を使って無料で話しをしに来るわけがないのです。というか、サラリーマンをやっている必要もない、資産運用のプロなら。
こういう当たり前のことが、なぜか金融の世界ではみな騙されます。「サラリーマンが地下鉄に乗ってやってきて、ロールスロイスに乗る大富豪にアドバイスをする」と皮肉されるところです。
結論として、科学的には、資産運用の領域において、「世界の経済成長率を超えて儲けることは不可能である」ことが証明されています(ノーベル経済学賞の論文にて)。
もちろん、科学とは別の、「ラッキー」はあります。世に出ている「こんなに儲かった」という本は、「ラッキー自叙伝」であって、その通りにやるとみんな儲かるわけではありません(「再現性が無い」ということ)。つまり、「私はこうしてロト6に当たった」というのと変わりがありません。
こういう話をしだすと、購買力平価(所謂ビックマック指数とか)とか、効率的市場仮説とか、アービトラージ(裁定取引)の考え方とか、話したいことが止まらなくなるのでこのへんで止めますが、要するに、科学的には、「儲け話」は無いということに帰結します。
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和坊 | 2008年9月12日 02:17
浄土仏教科1回生の和坊と申します。娘の鬱病とアルツハイマーの姉の看病に専念する義兄の心のケアーに役立てたいと思い仏教に志し、61歳で佛通に入学しました。忠如さんの能力に到底及ばないので、ただじっと今年の4月よりこのブログを参考にさせていただいていました。趣味で若いときより仏教を舐めて(かじるまでまでいかない)いた程度ですので、TEXT履修が進みません。8月に本学でブッダと法然のスクーリングのみ受けました。レポートを提出しましたが、もし60点以下でしたら退学しようと決心しています、これがパス出来ないのであれば先の見込みがありませんから。9月中から下旬に結果がわかると佛大通信にありました。
いつもすごいなぁお若いのにと感激しながら読まさせていただいています。儲け話もその通りと思いますよ、一番おいしい話は他人には教えませんから。ただ忠臣蔵に関してはホットしました、私の方がちょっと上かなと、幕末得意ですので、司馬史観ですが。