アホでマヌケな記者

2008年8月19日 | コメント(0) | トラックバック(0) このエントリをメール このエントリをYahoo!ブックマークに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 このエントリをtwitterに登録

 天下のヤフーさんがトップページに載せているニュースはだいたいチェックしていますが、まぁひどいというか、相当に程度の低い記事に出くわしてしまいました。

「球児への提言----基本を怠らず全力プレーを タジケンの高校野球観戦記 Vol.18」

 僕は彼を知らないけど、自身で「タジケン」と略してみせるほどなのだから有名人なんでしょう。

 この記事の要旨は、

・試合終了後の取材時間中に携帯電話を使っている
・判定に抗議する
・アウトと分かっている場合に、手を抜いて走る

を例として、「いつから高校野球はこんなふうになってしまったんだろう」と嘆き、「基本を怠らず全力プレー」を提言して進ぜようとのこと。

 川上哲治あたりの世代かと思いきや、33歳でこんなこと言っているんだから、完全にジ・エンド。

 私自身は、昔から、「○○らしい」というのが大嫌い。中学生らしいとか、高校生らしいとかね。嫌いというか、くだらねえ〜、なんだれ、と。

 後代の捏ち上げであることも知らず「武士道」なるものが日本人らしさだと言ってみたり、「文化、文化」となぜか昭和初期あたりを回想してみたり、もう理屈がハチャメチャ。なんでそこやねん、だらけ。ノスタルジックにいくなら、遡れる限り遡って、縄文時代を真似る方がまだわけがわかる。

 ま、それはともかく、百歩譲ってその手の、昔と変わった的文章を書くにしても、もう少し御品の良い文章を書いて欲しい。彼は、要するに、「たかが高校生が生意気なんじゃ、昔の子らは違った」と言っているだけ。

 例えば、審判への抗議。或るサッカー指導者はこんなことを言っていた。世界ではシミュレーション(ファールを受けたように故意に振る舞うこと)が常識なんだそう。日本サッカーを世界レベルにするのなら、当然ユースからそれが必要だと。ただ少年期のスポーツは、教育の側面も持っている。シミュレーションをどう扱うかに苦慮している、と。

 せめてそういうレベルの悩みごとをしてもらいたい。彼らの多くはプロに憧れているでしょう。プロは抗議をする。オリンピックでも、ハーフスイングをすればすぐにキャチャーは塁審を指差して、「回ったろ?」というジェスチャーをする。大人はいいけど、高校生はだめなのか? だめなのなら、それはなぜ? そういうことを筋を通して論じないとさ。それが大人の仕事っちゅうもので、「見ていて気持ちのいいものではない」程度のことしか書けない奴は、見ているだけにした方がいい。

 最後、「高校生に大切なもの」とか「基礎」とか「基本」とか持ち出して整えているつもりなんだろうけど、ペラッペラで、ヤッスぃね〜。

 私はその、現代の若者は、そりゃ私の頃とは違うと思うけど、それはそれで、彼らには彼らなりの優先順位があり、世界観・人生観があり、大切なものがあるのだろうと思うわけです。それが進化なのか退化なのか、それは歴史が証明すればよいことです。

 自分が見てきたものと違うということを以て責め立てるのは、なんともまぁお恥ずかしいし、少なくともそういう視点では現象を理解することはできないでしょう。

 ちなみに、これが個人のブログなら構わないわけですよ。私も感情にまかせて書くことはよくあります。日記ですからね。

 しかし、不特定多数の読者を想定する商用媒体に、原稿料をもらって作品を提供しようとなると事は違う。大学生時分から何度かお金をもらってモノを書く事もしてみましたが、こんな私もそういうときはとても冷静にモノを書きます。依頼主は何を期待しているのか、読者に何が提供できるのか、論理は通じているか等等。

 だからヤフーさん。僕に仕事出してくれた方がいいと思いますよ。ちゃんちゃん。

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