2005/10/29、ブロック学習会、山極伸之助教授、講義メモ
2005年10月30日 | コメント(0) | トラックバック(0)
■ 卒業論文テーマの設定方法
・素朴な疑問、素朴な関心を大切に-「こういうことをやりたい!」。地域、時代、歴史/思想/事物/人物 etc。
・卒業論文は40枚、あまり大きすぎるテーマは扱えない。しかし、まずは大きなテーマから出発して、範囲を限定して小さくする方法で良い。
・テキスト履修が、疑問・関心を見つける基礎。
■ 論文と文献資料
・文学部=文献資料に基づいて論じる。
・文献資料をどう設定、限定できるかで、論文の書き易さ、仕上がり易さが変わってくる。
例)テーマ「『解脱』と『涅槃』」。インド仏教に限定(地域)→初期仏教に限定(時代)→『スッタ・ニパータ』『ダンマパダ』に資料を限定→パーリ語に限定(=『法句経』を除ける)。
・論文=資料に語らせる。資料にある事実を列挙→事実から自ずと導かれる答え(推論)。資料から客観的に提示されるものでなくてはならない。主観では論文ではなくエッセイ。
例)テーマ「『解脱』と『涅槃』」。設定した資料中に、「解脱」「涅槃」はどう説かれているのか。違うのか、同じなのか。資料からデータをとる→論考。
■ 原典とは
・原典(テキスト)の階層
オリジナル
↓
伝承
↓
出版(批判テキスト、校訂テキスト)
※原語での出版。インド=梵語、パーリ語。中国=漢文、『大正新脩大蔵経』(書き下し『国訳一切経』)。
↓
翻訳(現代語訳) ★卒論はこれでいい。
※但し、数本の和訳が出ている場合はすべてを見るべき。
例)『スッタ・ニパータ』なら中村元、宮坂宥勝など。
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研究書 「原典」としては用いない
※但し、先行研究は踏まえないといけない。
■ 先行研究の探し方
・論文=研究雑誌(例『印度学仏教学研究』)に掲載されたもの。
・論文の探し方。「INBUDS インド学仏教学論文データベース」。古いものは『仏教学関係雑誌論文分類目録』(龍谷大学)も有用。
・研究書=論文をまとめて出版された書籍。
・研究書の探し方。図書館検索。全国の大学図書館の横断検索「Webcat」。
・本単位で探すだけではなく、研究者の目星を付けて、その人の本を探すという手順も。
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