桑田佳祐の世界

2005年10月12日水曜日AM | コメント(0) | トラックバック(0)

 久しぶりにCDを買いました。サザン・オールスターズ7年振りのオリジナル・アルバム『KILLER STREET』。発売1週間で63万枚、ミリオン確実、足掛け3世代(80'-90'-00')、アルバム12作連続1位だそうです。

 発売されたばかり、リミテッド・パッケージだそうで、ブックレットやDVDも付いていて4,500円もしました(CDは2枚組)。

 ブックレットの中に、桑田佳祐自身が各曲についてコメントを寄せているのです。桑田ワールド全開です。

 「涙の海で抱かれたい」について、

(略)70年代初頭のアイドル歌謡曲といった風情を持ったこの曲には、尊敬する筒美京平さんの洋楽へのオマージュを、さらにサザンがオマージュするといった、ビミョーなパラドックス的意味合いが含まれいると思う。(略)ところで、サビ前の二拍三連のキメは円広志の「夢想花」かよ!?……たまに自分でツッコミをいれてみたくなる時がある。(略)

 「波に消えたジュリア」について、

(略)そしてこれは言うなれば、フルバンドがいて指揮者がいて、そのフロントで歌謡曲歌手が歌っているといった、昔のテレビ『夜のヒットスタジオ』の雰囲気をサザンで再現しようと思ったのである。(略)間奏に絡むのは私の下手くそなファズ・ギターであるが、GSっぽい歪んだキンキーでセコイ感じが案外気に入っている。(略)

 「君こそスターだ」について、

(略)最初サビから作ってそれを広げていったのだが、結果、若干ラテンフレイバーを帯びた、クネクネお尻を振るようなエイト・ビートのポップナンバーとなった(略)

 なんだか、アーティストというか、クリエイターというか… ケイスケ・クワタに見える色、聞こえる音、感じる風? は、私とはぜんぜん違うんだろーなー と思いました。

 先日、およそ25年前、「勝手にシンドバッド」で注目されて「ザ・ベストテン」に出演した際のVTRを観ました。当時はホンキでパロディーバンドというか“キワモノ”だと思われたんです、彼ら。黒柳さんに、「あなたがたはミュージシャンなんですか?」と聞かれ、「ぼくらは芸人でーーーーーーす! ラララララララララッ~(以下、勝手にシンドバッド)」と、ど派手にやっていました。黒柳徹子も呆然。

 あれから25年、天才は天才なりの苦悩があるんでしょうが、こういう人こそ「選ばれし者」だと思いますね~。ビジネスで成功して富を得た、なんていうオトナになってから思いついた所詮クロウ話は聞き飽きた。若干ラテンフレイバーを帯びた、クネクネお尻を振るようなエイト・ビートのポップナンバーでいかないと。

 最近、固い本ばっか読んでいたので、こういうワールドに接すると、頭がやわらくなって気持ちいいです。

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