2005/7/17 スクーリング・ノート (こころの健康)
2005年07月18日月曜日PM | コメント(0) | トラックバック(0)
■ 記
共通教育科目「こころの健康」(SR履修)
日時:2005年7月17日(日)1~6時限
場所:渋谷・フォーラム8
先生:鳥丸佐知子(非常勤講師)
■ イントロダクション
とにかく土日の渋谷なんて、たまらない…。みんな歩くのが遅過ぎ。オジイになったのだろうか。
■ 講義メモ
□ エリクソンの8つの発達段階のうちの乳児期
・生涯発達論、ライフサイクル。各段階の心理的、社会的危機。
・フロイト、精神分析の始祖。性のエネルギー(リビドー)がどこに集中(快)しているかに着目。
・フロイトの人格発達論に、社会的、対人的問題を加えた。
・乳児期。基本的信頼vs基本的不安。環境および将来の出来事に対する信頼。将来の出来事に対する疑惑と不安。
・ウィニコット、「good enough mothering」(ほどよい母親)という。母子をユニットとしてとらえる(母子相互作用)。ここがうまくいかないと、関係の病理「関係性障害」。
・スターン、乳児期の最初の3年、子どものいる場所は「命の原理」に沿うように。笑う、泣く、怒る。生きものとしてホッとする安心感。
・対象恒常性の芽生え。
□マーラーの発達理論(分離、個体化理論)
・1~3か月、正常な自閉期(自他未分化)。万能感。
・3~6か月、正常な共生期(親と結合した自己)。3か月無差別微笑。
・6~15か月、分化期。「イナイイナイバア」。対象恒常性の芽生え。8か月不安。
・15~24か月、再接近期。分離不安(まとわりつき現象)⇔自立欲求(とびだし)。良い母親(乳房)と悪い母親(しつけ)、母親像の分裂(Splitting)。全体的自己(対象へのアンビバレンス)。黒も白もグレーもあるということをわかる。
・25~36か月、個体化期。情緒的対象恒常性の萌芽。良い母親イメージの内在化。言語によるコミュニケーション、象徴的な遊び、現実検討力の発達。
□ 心身症
・心身相関。こころによって引き起こされた身体の病気。(身体的因子<心理的因子)
。悪意など否定的な感情を表に出さず身体で引き受ける。病気がちだが「良い人」に多い。
・アレクシサイミア。失感情症。
・タイプA型。<例>バリバリの営業マン。
・心身症の例。割愛。
□ 大人の神経症
・精神疾患の分類。外因性精神病(アルコール依存、薬物依存)。内因性精神病(総合失調症、躁うつ病/医者が必要)。心因性(反応性)病(心身症、神経症)。
・不安神経症。自律神経失調症。
・ヒステリー。疾病利得。解離(乖離)性障害。転換ヒステリー、身体症状。解離ヒステリー、もうろう状態、多重人格(解離性同一性障害)、健忘。
・恐怖症。対象が明確。不潔、閉所、高所、学校、対人。
・強迫神経症。強迫行為、強迫観念。
・離人神経症。
・心気症。不定愁訴。
□うつ性尺度
・SDS、ASQ。
・SDS、これです。私は40点、ごく普通でした。
・ASQ。要は、いいこととわるいこと、2つのシチューエーションについて、その原因をどこに求めるのか、というテストです。いいことは、必然で、自分の努力によるもので、悪いことは、たまたま、運、と思う人の方が良い(うつの観点では)わけです。
□ 認知のゆがみ
・うつに効果的。「考え方」を改めようということです。うつの人にありがちな思考パターン。
1. 恣意的推論。根拠に乏しい思い込み。
2. 選択的注目。悪い点に注目してしまう。
3. 過度の一般化。一つの悪いことを全体的に考えてしまう。
4. 拡大解釈と過小評価。文字通り。
5. 個人化。自分とは関係ないことも自分に帰す。
6. 完全主義的、二分法的思考。黒か白しかない。
□ 虐待によるトラウマの心理的、指針的影響(西澤哲)
1. 対人関係の歪み。愛着形成の欠如、虐待的人間関係の再現傾向。
2. 感情体験の歪み。トラウマ性感情。感情調整機能の獲得の障害。自傷行為との関連。
3. 自己、他者のイメージの歪み。「誰にも愛されない無価値な存在」としての自己。「ケアしてくれず、傷つける存在」としての他者。
4. 愛情飢餓状態。無差別性愛着傾向。強い口唇期生。
□ NHK人間講座「若者の心のSOS」(斎藤環)の第2回ビデオ
・トラウマ=心的外傷。解離の一因。
・PTSD=(心的)外傷後ストレス障害。
・境界例の傾向。身近な人を理想化する。その他の人を見下す。極端な分類をする(二元論的)。
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